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2011年に発売した『ワルキューレロマンツェ』のファンディスクとなるこの作品、2年経ちましたが現在テレビアニメ放送中でタイムリーかとは思います。
何と言っても本編にて非攻略だった龍造寺茜さんがヒロイン昇格となり、私には嬉しい限りでした。作中屈指の実力者ながら当然のように黒星が重なっていく境遇があまりにも悲しかったわけで。そんな彼女がようやく報われる時が…おめでとう茜さん!真ヒロインは茜さんですよ!
さて、ゲームについてですがまずはシステム周りの大幅な強化に目を引かれます。起動してから直後のロゴとタイトル画面のキャラクター表示からしてすでに変化が体感できますね、表示が速い。ゲームを開始するとこれまた立ち絵がスムーズに変わるので非常に気持ちがいいですよ。メッセージウィンドウのデザインも変化し向上が見られます。
伊達に2年待たせたわけじゃないなって(笑)
それと、システム変化に伴い新規BGMが追加され、曲調が明るく雰囲気が軽くなったように思えました。
ファンディスクは私の中で一種のお祭り、本編とまた一味違った側面を見たいと思っているので掴みは上々でしたよ。
ゲームの進行で、序盤は新規ストーリーでなく分岐までは同じシナリオが組み込んであります。美桜vsベルティーユを経由してべグライダーとして誰につくか引っ張りだこになる流れです。新規ヒロインのイベントでは、本編にてあくまでサブキャラだったはずですが途端に可愛くなるのがファンディスクのマジックというか。攻略できる、と言われると途端に意識するようになりました。あれだけうるさかったベルティーユがこんなに可愛いはずがない。
…とまぁ今回攻略出来るようになった茜・ベルティーユ・綾子さんいずれも違和感なく分岐していきます。
ここからは各ルートについて。
・茜
選抜戦と、その後。
スィーリアに敗北しスランプに陥った茜。ひょんなことから貴弘と実家に帰ることになりしばらく休暇に入ります。
龍造寺家にお世話になりながら茜さんと日々過ごすうちに…との具合で。
・ベルティーユ
ベルティーユのライバル、アリスが転入してきて似た者同士の二人は互いに譲らずテニスや水泳と様々な勝負をすることに。間に挟まれる貴弘。
アリスが貴弘に興味を持つ過程がむしろベルティーユよりも自然な気がするので、アリスを攻略したくなりました。
・綾子
下宿している喫茶店の経営難を支えるのが前半、後半は貴弘が騎士へカムバックの話。
貴弘に憧れるエリーがアプローチをかけてきて年上vs年下の構図に。
恋がメインの前半は綾子さんがやきもきしたりエリーの失恋でちょっとだけ切なくなったりと見ていてなかなか心地よい…のですが後半がトントン拍子に進みすぎて印象に残りにくいです。ユリアーヌス師匠がすごく丸くなってる。
【総評】
一通りプレイして違和感だったのは、各ルートでジョストに触れることが少なくなりジョストよりもキャラクターに比重が置かれていた点。
本編は作中の時系列が学内の選抜戦の最中だっただけに中心には常にジョストがありました。対して今作は統一された時間軸でなく、学園という枠を離れることも多い。ジョスト以外のイベントが大幅に増えたことによりキャラゲーとしての楽しみは上がりましたが、ワルキューレロマンツェ=少女騎士物語の図式は崩れてしまったかなと。
少女騎士物語は本編にてお楽しみいただいて、今作は完全にエクストラステージですね。
というわけで私の中ではあくまでも本編を踏襲した完全なファンディスクという結論です。単体でも遊べる作りですがジョストに触れるためにも本編のプレイは必須ですね。
あくまで本編を楽しみつつ、あぁ攻略したいキャラクターが攻略できない…と涙を飲んだ人向け。
全体的に短いことや、これまた魅力的な新キャラが多いだけに余計にモヤっとする部分があるのはマイナスでした。大満足とは言えず、ひとまず茜さん攻略できてラッキーくらいの気持ちになりましたよ。
シナリオ☆☆☆
えち☆☆☆
絵☆☆☆☆
音楽☆☆☆
70点
新キャラを攻略したかったのでMore & More & Moreが待たれます。
ところで最近このFDから出た新キャラのFDを期待する無限ループが…(´・ω・`)
龍造寺母娘丼食べたいなぁ…!!