りんかねーしょん☆新撰組っ!の感想になります。
超時空ラブコメここに開幕っ!いやーただ単にりんかねーしょん!=輪廻転生では終わらず、さらに設定を盛りに盛った壮大なストーリーでした。
輪廻転生・タイムパラドックス・パラレルワールドが同居するシナリオに目が回りそうでしたよ。
開始早々に魔物に襲われることをきっかけに新撰組の登場…と思いきやころころころころとそれはもう目まぐるしく場面が移り変わります。この時点で宇宙・別次元・前世が並行して描写され、しかも次元ごとの内容が噛み合ってる様で噛み合っていないので、今自分がどこを中心にしているかの把握に疲れますね。
1クリック後は別のキャラ視点でしゃべってるのが当たり前。例を挙げると回想・現代・前世・前世のパラレル・現代の行き来がわずか10分間で。
BGMもこれがまたメジャーなクラシックをチープにアレンジしたもので胡散臭さを引き立てます。
新撰組登場までの開始40分、思えばこの時間が一番辛かったかもしれません。
何よりも
情報量が多すぎますね。序盤は説明の時間となるのはままあるのですが、この作品に関しては出てくる次元に共通の世界観というものがないので各個で認識する必要がある。
あぁ疲れた。
ひとまず大まかに存在する次元を掴んでしまえば後は案外苦労しないです(苦労が前提ってなんなのでしょうか…)。
やりたいことはなんとなくわかるけれども、やはり他人に見せるものなのでライターさんだけが理解しているのではいかんでしょう。
はっきり章立てで過去編・現代編・個別としっかり読みやすく書ききってしまえたら結果は違うものになったかもしれません。
…と不満を並べてしまいましたが良いところもたしかにあるんです。
世辞抜きにヒロインはみんな可愛い。
特に時音
ツンデレでボクっ娘、メインヒロインサポートの二号ポジション。
シナリオはミー。
ミシュリーヌルートがアッシュル(主人公の前世)変貌から世界の終わりの流れを割と上手く説明してくれるので良心的。六億年越しの物語ですか…。
菊ルートがいわばトゥルーの扱いで、他のルートに存在する全ての可能性を手繰り寄せるなんでもあり。次元干渉しまくり。
![rnkn22.jpg](https://blog-imgs-62-origin.2nt.com/a/k/i/akiiross/rnkn22.jpg)
最後にはよくわからんが
みんなの力を合わせた一撃をくらえー!でめでたしめでたしなのはいっそ清々しい。
攻略対象
メイン:弓枝・時音・ミシュリーヌ
トゥルー:菊
サブ:のぼりん・クロエ・ネフェル・カレン
シーンありは
弓枝・時音・ミシュリーヌ・菊・のぼりん・クロエ・ネフェル・祐未・カレン
計9名(祐未のみエンドなし)
総評
短所が長所を覆い隠してしまう尖った作品。キャッチャー絵柄と声優なのでシナリオはもっと簡略化が望まれます。
設定を全て理解しようとせずに、わからなかったらざっと流し読むのが正解。
私自身、割と適当に読んでたので中~終盤は案外楽しめました。序盤が鬼門ですね…。
シナリオ☆☆
えち☆
音楽☆☆
絵☆☆☆☆
60点
つまらないというよりは色々と損しているもったいない作品でした。
相当の読みにくさはありましたが地雷ではなかったですね。
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